5月末で約1ヶ月半のテレワークが終わり、6月からは通常勤務に戻った。テレワーク期間中は、家族に囲まれた中での新しい仕事のスタイルを確立できたと思う。この1ヶ月半を振り返りたい。
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PCとネットワーク
まずはテレワークする上で必ず必要なのは、PCとネットワークだ。これがなくては仕事は始まらない。
PCはWindows10
これは勤務先の環境に依存するが、私の勤務している会社はWindows10が必須だった。Windows Defender でセキュリティ環境を最新化しておくのは当然のこと。
一方で我が家は10年以上前のiMacにWindows7なら入っているが完全に門前払いだ。4月中旬に新しいMacBook Airもきたが、最新のMac OSも意味がない。自然と、会社PCを自宅に持ち込むことにした。
ネットワークはWi-Fi時々有線LAN
家の中には2.4GHzと5GHzのWi-Fiを飛ばしているので基本的にWi-Fiで会社のネットワークに繋いで仕事をしていた。多少動きにもたつく時もあるが、問題なく操作はできる。
ただ、たまーにWi-Fiが切れるときがあり(結局きっかけは掴めず…)Skypeで会議するときなどは安全目に有線LANケーブルを繋いでいた。体感の速度や操作感はWi-Fiで接続しているときと大差感じなかったが、当然ながら途切れることは無かった。
仕事の環境
次に必要なのは仕事をする場所、環境だ。我が家はマンションなので一室を書斎にするような余裕のある広さは無い。また、子供もまだ小さく勉強用のデスクも用意していない。当然、仕事用に占有できるようなデスクも無い。
そこで、普段はダイニングテーブルで仕事をした。机の高さと椅子の高さがバッチリ合うのはダイニングテーブルだった。単独作業や短いミーティングなどはずっとダイニングテーブルで行っていた。同じダイニングテーブルでは子供たちは課題やオンライン授業していたり、続きのリビングや子供部屋でキャッキャ遊んでいたりしていたが、集中きれることなく仕事ができた。
一方で1時間を超えるような会議がある場合は、寝室に折り畳みの小さなテーブルとダイニングチェアを持ち込んで籠もって打ち合わせに臨んだ。こうすることで、家族のことを気にすることなく会議に集中できるし、家族の生活に影響を与えることなく気兼ねなく会議ができた。
こうして、我が家の中で「居室」と「会議室」が自然と生まれた。
家族との繋がり
嬉しかったのは、仕事をしながら家族との繋がりを毎日保てたことだ。
昼休みの昼食はもちろんのこと、3時のオヤツタイムにダイニングテーブルで仕事をしてるときは一緒にオヤツも食べられた。
オヤツどきに会議室でミーティングしていたときは、4歳の娘がコーヒーとお菓子の入ったお皿を届けてくれたり、ダイニングでも喉が渇いたタイミングを見計らったように妻が冷たい飲み物を出してくれたりした。
こう言う仕事しながらも家族と触れ合っていられるのは、テレワークの魅力の一つだ。
通勤時間の代わりに
通常の勤務のときは、通勤が片道1時間強かかる。当たり前だけど、その時間がテレワークでは全く発生しない。朝食取り終わればすぐに仕事にとりかかれるし、夜に仕事が終わればすぐに「ただいま」だ。
そこで、通勤しないことで余る時間を有効に使った。
一つは、当然ながら(?)朝寝坊。と言っても6時台には目が覚めるわけだが、普段よりは少しゆっくりと寝られた。
次は在宅勤務の前の「通勤ラン」と称したランニング。通常勤務と同じ時間に起床して、通勤にかかる時間でランとシャワーをこなすため、多少短く5〜6kmのランを仕事の前に実施。良いリフレッシュになった。
そして家事だ。夜残った家事は普段は妻がやってくれるが、通勤時間で余った時間を家事にあてると結構進んだ。
実際に仕事は進むのか?
当然会社に行かないとできない仕事もある。製品開発業務なので試作機でしか出来ないこともある。コミュニケーションも、ちょっとした打ち合わせはテキストチャットやビデオ会議よりも直接会った方が効率良い場合も多い。
ただ、コミュニケーションの部分は会社のインフラに依存する部分もあるので、もしかしたら会社の外に答えがある問題かもしれない。
なので毎日通勤せずとも、仕事を整理すれば週の半分も出勤すれば良いのではないかと感じた。
終わりに
1ヶ月半で定着したテレワークのスタイル。この働き方は仕事面でも生活面でも良い部分が多く、正直言えばこの先も続けられたら良いなと思った。
世の中全てがテレワークできる環境になるにはハードルはあるけど、そう遠くない先に場所に捉われない働き方が主流になっていたりして。
「パパたちわざわざ会社行って仕事してたけど、一体なんでだろう?」って子供たちが大きくなったら疑問に思うような世の中になっていたりして。