航空券をゲットしたので次はホテルの確保だが、その前に入国時にESTAが必要かどうかの検討。
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ESTAとは?
ESTAとは、電子認証渡航システムであり、アメリカ入国の前にあらかじめインターネットで電子申請するシステム。90日以内の滞在でアメリカのビザ免除プログラム(VWP)で渡航する場合には申請が義務付けられている。
ESTAの申請は72時間前には完了している必要があり、直前に申請すると承認が降りるのが間に合わない可能性がある。申請してからの有効期間は2年間なので、余裕を持って申請した方が良い。
費用は一人毎に$14が必要。家族で申請する場合でも全員分必要で、たとえ子供であっても料金は変わらない。家族旅行では意外と大きい。
ちなみに”ESTA”をGoogleで検索すると、ESTAの本当のサイトではなく代行サイトだったりするので、注意が必要。
※下記は米国政府のリンクです。
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グアムに入国するには
グアムに入国するときに、ESTAが必要なアメリカのビザ免除プログラム(VWP)に代わって、グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)による入国もすることができる。アメリカのビザ免除プログラム(VWP)との関係は次の通り。
- 45日以内はGuam-CNMI VWPで入国可能で、I-736を提出
- 90日以内はVWPで入国可能で、ESTAを申請
- 90日を超える場合(91日以上)はビザが必要
グアムの場合は短期の観光などではESTA取得は必須では無く、入国時にI-736を提出すれば良い。普通にバカンスに行くのであればほぼこれに当てはまると思うので、このパターンであれば制度的にはESTAは不要だ。
ESTA無しでも入国できるけどメリットもあり
先程説明した通り、制度的にはESTAは不要だ。しかし、ESTAを取得するメリットがある。
まずはグアムの到着便の時刻表(2019年4月17日現在)。
13:35 チャイナエアライン C1026(桃園)
14:25 JAL JL941(成田)
14:50 ティーウェイ TW337(中部)
14:50 チェジュ 7C3172(関空)
15:00 チェジュ 7C1182(成田)
15:05 ジンエアーLJ641(仁川)
15:10 ティーウェイ TW311(関空)
15:15 大韓航空 KE113(仁川)
15:40 ユナイテッド UA150(関空)
15:45 ユナイテッド UA827(成田)
16:00 ユナイテッド UA136(中部)
16:05 チェジュ 7C3102(仁川)
18:05 ユナイテッド UA201(ホノルル)
こうやってみると、14:25から16:05の間に11便が到着していることが分かる。午前の出発便が集中しているのためにそうなるようだ。そして、その分入国する人が多いということは、その分だけ入国審査に時間がかかるということになる。
そこでESTAのメリットが出てくる。
ESTAを持っていると、専用のレーンで入国審査を受けることができる。さらに同一のESTAの申請でアメリカ合衆国に再入国する場合は、自動パスポートコントロール(APC)の端末で入国審査が受けられさらにスムーズに入国できる。
従って、14:25~16:05に大勢の人々が到着し入国審査が混雑していても、ESTAを持っていれば審査待ちの時間をグッと短縮できる可能性がある。
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ESTAを取得するかどうかの判断基準
ESTAを取得するかどうか考える際は、次の順に考えていくのが良いと思う。
時間第一ならESTA取得
とにかく時間を有効に使いたい、長時間並ぶのは何としてでも避けたい、という方はESTA取得をお勧めする。仮にESTAでの審査も並んでいたとしても、ESTA無しでの入国に比べて遅くなることは無いはずだ。
到着時刻のピークをずらしてESTA無し(JAL or 夜着便)
時間は有効に使いたいけど、$14払ってまででは無い方は、到着時刻のピークをずらすという手もある。特に家族旅行などの場合は家計にも影響するし、一つの手段にはなるかなと。
例えば14:25着のJL941は、その前約1時間は到着する飛行機が無いのでまだ混雑していない可能性が高い。実際に私がグアムにJL941便で行ったときは、10分くらい並んだだけで済んだ。
待つのも旅行と割り切れるならESTA無し
乗る便がJAL以外の午前便で決まっていてESTAにお金をかけたく無い方は、並ぶの覚悟で並ぶ時間の準備をして行くことになる。知らずに並ぶのと知ってて並ぶのでは心の余裕も大違い。
1時間以上並ぶケースもあるようだが、到着する時期やシーズンによっては並ぶ時間が少なく済むラッキーなケースもあるかもしれない。
お金で解決するも良し、飛行機で都合つけるも良し、並ぶのも旅行だと割り切るのも良し。ちなみに、我が家はESTAのことを考えずにJALに決めていたけど、上述のとおり到着時間のおかげか、10分くらい並ぶだけで済んでラッキーだった。