自転車大国 オランダ

アムステルダムで垣間見えたオランダの自転車事情。

オランダ・アムステルダムで見かけた普段の脚として使われる自転車は、イタリアに行ったときと同じ印象で綺麗な自転車はあまり見かけない。たまにMTBやクロスバイクを見かけるが高そうなバイクは見かけなかった。
意外だったのは、シングルスピードで固定ギアでノーブレーキなんてバイクが多かったこと。しかしもっと驚いたのは整備された自転車道。

それぞれの道にあった形で自転車道は設けられていた。例え首都アムステルダムの中心部であっても。そこを普通の自転車で割と良いスピードで駆け抜けて行く。
そのせいか、都心で道路を横断するときは少々慣れが必要だ。場所によっては、歩道から出ると自転車道を超えて車道を渡りトラムの線路を超えてまた反対車線をそれぞれ超えてやっと反対側の歩道にたどり着く。自転車・車・トラムと速度はそれぞれなので、行き来するこれらの速度を予測しながら縫いながら渡る必要がある。しかも日本よりも街中の普通の自転車の速度が速いので、その辺の感覚に慣れるのに数回はかかった。普通の自転車が速いのも整備された自転車道のおかげかと思う。

これだけ自転車道が整備されたせいか、オランダの人たちは自宅から十数kmから数十km離れた職場まで自転車で通う人が多いのだそうだ。日本だと一番見かけるのはママチャリだが、10kmあたりからクロスバイクに始まりMTBやロードバイクが増えて来る。通勤ウェアも普段着から、距離が伸びるとともにスポーツウェアやメッセンジャーウェアやジャージが増える。しかしオランダの人たちは距離が増えても自転車は普通の自転車でウェアは普段着が多いそうだ(ガイド談)。「自転車通勤は15km以内かつ1時間以内」などと下らない規則を作った日本の某企業も見習って欲しい物だ。

普段の自転車ばかり取り上げたが、もちろんロードバイクを見かけなかった訳ではない。アムステルダムは平日だったのでローディは少なかったが、聞くところによると普段用の自転車と、しっかり手入れをしたロードバイクと2台持っている人が多いらしい。
ロードバイクを持つ身としては、とても羨ましい環境だった。

一方、レンタルバイクも所々で見かけた。

ただ、パリのベリブのような手軽に利用できるタイプは街中では見かけなかった。ショップなどで手続きして借りるようだ。

自転車では無いが番外編。日本とはちょっと歩道のマークが違うような?


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  1. Yusuke Imai より:

    このフィードがウォールには表示されるがニュースフィードには表示されない。なぜだろう??

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