私にとっての地震は倒れるパソコン/シェルビング/パーティーション,剥がれる壁/天井,周りの顔から笑顔が消えて行くところから始まりました。揺れが一番大きくなったときには生きた心地はしなかったが,揺れが収まって来たときは逆に震源地が近くあって欲しいと願ってました。これが最悪の状態なら,少なくとも大きな人的被害は無いだろうと。しかしそうではなかったのが心苦しい。
その後は皆冷静に避難。そこから家族/親類に電話やSMSがつながらず不安ななかなぜだかTwitterは更新されている。社屋が安全となったところで終業時刻前だがすぐに帰り支度。たまたま電車通勤したので家まで1時間超の徒歩帰宅。帰る途中の民家の塀が倒れて車に埋まっているのを見ると地震被害の大きさを物語っている。
帰宅してまず新宿で働く妻に電話。固定電話をひいていないので携帯でつながるか懸念したが,Twitterが更新されるのを見てSkypeならいけるのではと。まずは妻の会社の固定電話に掛けるもつながりにくいとアナウンス。しかし名古屋の実家と大宮の実家にはSkypeで一発かかり無事を報告する。するとイギリスの友人からSkypeでお見舞い電話。本当にありがたい!結局妻とは連絡なかなか取れないがメールがなんとか取れるようになる。ニュースを見ていると電車は全てストップ。このときまだ道路状況を知らなかったので車で迎えに行こうと家を飛び出す。しかしこれが無謀なことは後で反省。柏抜けるのに大渋滞で帰宅したが,都内は渋滞がひどいし,それよりも車が増えることで緊急車両が通れなくなるというのだ。これで迎えに行くのを諦め,妻は帰宅難民確定。夜には会社の固定電話がつながり話が出来てホッとしました。でも翌日の帰宅のことを考えるとまだまだ心配です。
夜中に地下鉄が動き出したが,JRが動き出した翌日に妻は帰宅を開始。このころにはSMSは普通に届くようになったので,私が家でTwitterとWEBでJRの路線や駅の情報を逐一妻にSMSで送る。常磐線が乗れる上野駅と北千住駅は人が殺到していて入場制限もあるようだったので,最終的には動き出したばかりのつくばエクスプレスに座れたので行けるところまで行って,妻を迎えに行くことに。結局八潮で止まってしまったが,なんとか妻をピックアップ。無事なのは分かっていたが,やっと会えて本当にホッとしました。
今は節電と停電対策が私たちのやることかなと思っています。今まで民放局で地震情報を見ていたが,事実以外の印象を植え付け押し付ける報道に嫌気がさし,今はNHKです。
今日は二人揃って臨時休業でしたが明日から会社は再開。私の場合は会社まで6〜7kmなので最悪徒歩でもなんとかなるが,新宿で働く奥さんには再び帰宅難民になるのが心配で,自主休業しようと提案中です。
多くの被害者が出てしまったのは残念ですが,一人でも多くの方が助かるように祈ってます。