未明に目が覚めると再び尿意がやって来た。ナースコールすると当直の看護師さんがやって来た。「お小水を」と告げると尿瓶を渡され去っていく。有無を言わせない何と言う潔さ。しかし、何事も自分でできるようにならなくてはと、前向きにチャレンジ。
決めた。今日のテーマは自分のことは自分で。
ベッド30度までだと全く下腹部見えず、まずは視界の範囲に尿瓶を置き、どのポジションなら溢れることないかを確かめイメージトレーニング。溢れることなく用を足せると確信したところで、いざ!私の見えないところで「ジョロジョロ」と音を立てて見事に尿瓶に収めることができた。
次は食事。昨日は妻にアーンと食べさせてもらったが、看護師の方にやってもらうのも気が引けて、まくら代わりにマットを突っ込んでもらい(30度以上になっている気もするが…)蓋も全て開けてもらって食事開始。
食べるものによって箸とスプーンを使い分け、味噌汁は具を先に食べておいて内径10mm程度の透明チューブをストロー代わりに使って完食。この調子で何でも自分で出来るのではないか?と錯覚してしまう。
朝食終わってしばらくすると、自転車と肉仲間の藤野さんがお見舞いに駆けつけてくれた!本当にありがとうございます。コーラとコーヒーを差し入れして頂き、その後ちびちびと嬉しく頂きました。自転車仲間のLINEに投下し、他の方からもお見舞いのお言葉をたくさん。本当にありがとうございました。
この日の午後には病棟も救急から一般へ移動。4人部屋なのだが、一人分のスペースが思った以上に広く、カーテンとベッドの間にはものすごい余裕がある。お見舞い来た人には良いが、私にとってはデメリットが。壁to壁が広がったため、ベッドから電気スイッチと電源コンセントが届かなくなり、ナースコール対象が増えてしまった。
自分のことは自分でやるのも大事だが、寝たきりにとっては必要な時はきちんと看護師さんに頼りなさい、と戒められた感じがした。
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