3日間のベッド安静からスタートする入院生活。何はともあれ、病室に入って少しだけ落ち着いた。
しかし、動けないってこんなに辛いのか、背筋がこんなに痛くなるのかと、看護師の方に相談すると、ベッドは30度までOK、首と胴体の捩れが出なければ腕や脚は動かしてOKと主治医から許可が出たとのことでかなり救われた。
救われたけどすぐに壁にあたる。食事が難しい。この日は昼も夜も妻が居てくれたので食べさせて貰えたが、器の中身も見えなければ、汁物はどうやって食べるのだ?状態。しかし、お腹は空くのでご飯は美味しい。
次なる壁は排泄である。汚い話ではあるがとても重要。大きい方は最悪週明けまで我慢かもしれないけど、小さい方はそうはいかない。と言うことで人生初めての尿瓶を体験。初めは男性看護師の方に介助してもらう。が、いざ放出しようとするとこれが中々出ない。トイレじゃないところで出すと言うのが意外と難しい。数分粘って何とか完遂。かなりの量出たので、ちょっとした尿意で尿瓶で用を足すのは難しいのでは無いかな。あるいはある種のリミッターが外れてオネショし易くならないかと不安になる…
夕食を妻に食べさせてもらっているときには妻のご両親もお見舞いに来てくれた。私は病室の環境しか分かっていないが、我が家は家族を巻き込んだ大騒動になってしまっている。
父と妻が面会来ている間は母が我が家の子供達を面倒見ていた。また、入院期間中の特に寝たきりになっている最初の方は妻も面会に来るわけで、子供達の面倒見るのに母と義母がどんなスケジュールで我が家に居てもらうかなんて話も進んでいる。それ以上に、妻には身の回りの準備などもしてもらっている。
家族みんなに迷惑かけながら、それでも前向きに治療に取り組んで早く治さなくてはと思った。
もう一つ迷惑をかけるのは会社だ。上司にはその日のうちにメール連絡。まだ連休中だから実質迷惑かかるのは連休明けから。自部門で私しか絡んで居ない案件があったりするが、それも把握していながら仕事は忘れて治療に専念してと言ってくれた上司には頭が上がらない。
その他にも、大学サークルOB会幹事会やマンション理事会、そしてロングライドに行く仲間たちにも迷惑かけている。あのときの瞬間の出来事が怪我に繋がりたくさんの人に迷惑をかける。本当に申し訳無く思いながら、治療に専念してまずは日常生活できるようにしなくては。
こうして長い1日が終わりました。(実際には何度かに分けて夜寝たので、はっきりした終わりは無かったのだが…)
コメント コメントを追加